2009年11月18日水曜日

廃油回収ステーション募集中

廃油回収ステーションを大募集しています。

使用済みの天ぷら油を流して捨ててしまうと川や海を汚してしまいます。
しかし、回収して加工すると、ディーゼルエンジンを動かす植物由来の燃料(バイオディーゼル燃料:BDF)としてふたたび活躍することができます。身近なところからはじめられる環境問題への取り組みを始めてみませんか??
西淀川菜の花プロジェクトでは、その一環として廃油回収を進めています。回収拠点を提供してくださる団体や個人の方を募集しています!!

(どんなことをすればいいの??)
廃油回収ステーションでやっていただくことは簡単です!!

まず、事務局へ、回収ステーションになることを伝えます。次に、道具・広報ツールを受け取ります。

(提供する道具)
広報ツール…回収呼びかけチラシ・ポスター/ポリタンク用ステッカー
回収報告シート/回収説明書/廃油回収ステーションのぼり

備品…ポリタンク/じょうご/油をこすザル/回収ボトル


(回収手順は??)
① 廃油をザルとじょうごを使ってポリタンクに移します。廃油を入れた容器はくり返し使えるので持って帰ってもらいます。
②廃油は回収業者に連絡し、引き取りにきてもらいます。(週1回程度)
※回収日は地域によって異なります。
④集めた量などを回収報告FAXまたはEメールで事務局へ連絡してください。

[回収する油の種類・注意点あれこれ]
回収の対象となるのは家庭から出る植物性の使用済み天ぷら油です。その他の油が混入すると品質の良いバイオディーゼル燃料を精製することができません。また、飲食店などから出る事業系廃食油は、このプロジェクトでは回収しません。

○回収対象の油
・家庭から出る使用済み天ぷら油(植物性)

×回収できない油
・ラードや牛脂、魚油などの動物性油脂
・パーム油、ショートニングなど常温で固まる油
・飲食店から出る廃食油

淀川区でも廃油回収ステーションを設置しました!!

木村幸雄さん(大阪府地球温暖化防止活動推進委員)が回収ステーションの設置に手をあげてくださいました。木村さんは、ステーション設置だけでなく堆肥づくりの名人で、西淀川高校の菜の花栽培にも協力してくださっています。

回収所が増えて、環境に優しい燃料がたくさん作れるように頑張りましょう!!

大阪経済大学4回生
山本 元

2009年11月13日金曜日

廃油回収速報!11月13日

西淀川高校環境教育フェスタには終わりましたが、

引きつづき廃油を集めていきましょう。

現在11月13日付けで確認されている回収量は、

545.1リットルになりました!

10月24日から11月13日までの回収状況

あおぞら財団 地域の方      1人      1.0リットル
あおぞら財団 佐多         1人      4.3リットル               
あおぞら財団 廃油キャンドル   数名     4.0リットル
あおぞら財団 プラザ歌島      数名    18.0リットル
あおぞら財団 地域の方       数名     8.3リットル
西淀川子どもセンター        数名     5.0リットル
あおぞら財団 佐多の友人     1人      3.0リットル


たまにでてくる「佐多の友人」ですが、私の後輩で、
学校で調理実習をした後の廃油を先生に頼んで持ってきてくれています。
活動が少しずつ広がっている様で、とても嬉しく感じます。



皆さんもお家の廃油をどんどん持ってきてくださいね。

京都外国語大学
佐多 一弘

2009年10月30日金曜日

第4回 西淀川高校 環境教育フェスタ開催!!

10月24日に西淀川高校において、環境教育フェスタが開催されました。

プログラム:㈱レボインターナショナルさんによるBDFの解説・廃油回収活動発表会・芋掘り
       BDFで走る阪急バスで巡る西淀川歴史ツアー・わたがしの提供

会場の準備風景
先日完成したばかりの廃油回収所の幟を30本準備しアピールしました。


活動報告会の開始です。 まずは、西淀川高校の校長先生のお話しからです。大阪出身の文豪 司馬遼太郎は、たんぽぽや菜の花の黄色い花が好きだったそうです。司馬遼太郎氏の命日である2月22日は菜の花忌と言われているという話を披露していただきました。

次に・・・・
○㈱レボインターナショナルさんによるBDFの解説
株式会社レボインターナショナルさんから、地球温暖化問題におけるBDFの意義や正しく理解されていないBDF、精製過程などの簡単な講義をしていただきました。
新聞紙上ではBDFに対して消極的な報道も目立つようですが、レボさんのBDFは安心・安全なBDF燃料を製造販売しているので正しい認識を持って欲しいと仰ってました。

○廃油回収活動・回収量発表会本日のメイン!!
廃油回収に参加した各団体の活動紹介・廃油回収量の発表です。
ECOまちネットワーク・よどがわ 91.0リットル
淀中学校 2リットルガールスカウト26団 15リットル 菜の子ちゃんの衣装で登場してくれました!!
あおぞら財団 85.4リットル
三島高校 16.5リットル
西淀川子どもセンター 5リットル
西淀川高校 288.6リットル

合計 501.5リットル!!になりました。
西淀川高校のCO2排出量1年分を10%削減するには3000リットル必要で、今回は回収期間が4ヶ月だったので4ヶ月分のCO2排出量である1000リットルを目標に、この日まで頑張ってきました。

残念ながら目標の1000リットルを達成することはできませんでしたが、多くの方の協力で目標値の半分を回収することができました。これからも廃油回収を続けていきます。

○芋掘り会場の様子
みなさんスコップを片手にたくさんの芋を見つけていました。

○BDFで走る阪急バスで巡る西淀川歴史ツアー

BDF燃料が使用されていると一目で分かるように通常のバスとは違ったラッピングが施されています。このバスがもっと増やせるように阪急バスさんも頑張っていただけるそうです。

BDF燃料を使用することにより通常のディーゼルを使用した際の排気ガスに含まれる黒いススや独特の臭いなどがないことが目に見えて分かります。参加してくれた多くの子どもたちも不思議なようでみんな排気管をチェックしていました。
バスで巡る場所は、西淀川の公害を知ることができるルートとなっています。
大野川緑陰道路は、川も市民の力で建設され緑道になる際にも市民の力が注がれ、西淀川住民の結束の象徴と言えるのではないでしょうか。

巨大な集塵装置が設置された工場。
このような装置を取り付けることによって、周辺環境も改善へ向かいました。
○綿菓子の提供
いつも好評な西淀川高校が提供する綿菓子です。今回は、残念ながら発電機の調子が悪くBDFで作ることができませんでしたが、たくさんの子どもたちが並んでくれて綿菓子を楽しんでくれました!!
このようなイベントを通じて廃油回収活動がもっともっと広まるといいですね。
あおぞら財団 スタッフ
山本 元

菜の花プロジェクトの幟ができました

菜の花プロジェクトの廃油回収所用の幟が完成しました!!
秋空に映える幟。あおぞらビルの屋上に3つ設置しました。


通りにも3つ設置しました。さっそく幟の効果で通りかかった方が廃油を持ってきてくださいました!!



この幟を見かけて廃油を持って来てくださる方が増えるようにアピールしていきたいと思います。

あおぞら財団スタッフ
山本 元

2009年10月14日水曜日

菜の花種まき準備

10月9日 西淀川高校で菜の花畑の種まき準備を始めました。
例年よりも少し遅れ気味ですが、種まき前に土を柔らかくするための作業を行いました。





前日の台風による雨のため、土は比較的軟らかく作業はし易かったです。
8月に雑草除去をしましたが、また雑草が生えてきていました。
先生からは、作業内容の意味と農業の大切さや作物へ愛情を注ぐようにと話があり、生徒たちも懸命に鍬を振っていました。







みんなで横一列になって真剣に鍬を振るいます!!




土と触れ合うことによって、季節を感じることもできます。

冬眠中のカブトムシの幼虫??がでてきました。
秋を通り過ごして冬の準備をしている虫たちを観察できました。
みんなで観察した後は、土の中へと優しく埋めてあげました。この畑からカブトムシが生まれてるかも??

生徒たちの感想は、「農家のおじいちゃん、おばぁちゃんになったみたい!!」「家のそばに畑が欲しい!!」「ロハスな生活がしたい!!」などがありました。

一生懸命作業したので、菜の花もよく育ってくれるはずです!!

あおぞら財団スタッフ
山本 元

2009年10月2日金曜日

第35回 東淀川区民祭

あおぞら財団インターン実習生 大阪経済大学2回生 宮路崇之

9月20日(日曜日)に東淀川区役所で第35回東淀川区民祭りがありました。僕はそのまつりで廃油回収のお手伝いをさせて貰いました。

 当日は天気に恵まれ、9月とは思えないほど快晴でした。まつり当日はシルバーウィーク真最中ということもあり、お客さんもたくさん来場されていました。

廃油回収にもたくさんのお客さんが来てくださりました。当初用意していたポリタンクでは足りなくなってしまいポリタンクを買い足しに走るという嬉しいハプニングがありました。今年は37名の方が協力してくださり、何と昨年の約3倍91リットルもの量を集めることが出来ました。協力してくださった方々本当にありがとうございました。






 ECOまちネットワーク・よどがわと大阪経済大学地域活性化支援センターの協同企画、環境クイズやECOまちさわやか発電所のパネル,大経大ボランティア論のパネル展示にはお子さんからご年配の方まで幅広い年齢層の方が見学してくださいました。環境クイズに答えていただいた方にわたがしを配布しました。わたがしを作るのに使った電気は、BDFを燃料にして発電させ作った電気です。BDFは、西淀川高校で集めた廃油を精製して作りました。エコな燃料で作った環境に良いわたがしも大好評で予定していた300人分を無事に配り終えることができました。





こちらも予定以上のお客さんが来てくださり、大盛況の内に終了しました。
今回の大経大地域活性化支援センターとECOまちネットワーク・よどがわの共同企画の入場者の推計は約400名でした。参加してくださった方本当に有難うございました

廃油回収速報!10月2日

廃油回収速報!9月18日

2009年9月14日月曜日

廃油回収速報!9月14日


秋の緑の募金告知

緑の募金活動を行います


日時 9月19日(日) 10:30~11:30

(集合10:20)

場所 関西スーパー大和田店


参加予定団体:あおぞら財団、西淀川高校ECC、ガールスカウト26団、淀中生徒会


集まった募金は地球環境のために役立てられます。
ぜひ、ご協力をお願いします。

2009年8月27日木曜日

廃油回収量速報!7月1日~8月26日


菜の花畑作業

菜の花畑の雑草除去作業
 8月25日、西淀川高校で畑作業を行いました。
菜の花を収穫した後の畑には雑草が生い茂り、放っておくと次の種植えができません。そこで除去作業の呼びかけを行ったところ、西淀川高校エコ倶楽部のメンバー、淀中学校生徒会のメンバー、そのご家族、西淀川ESD関係者あわせて約15人の方が集まってくれました。

 鍬を使い地中深くまで伸びた根っこを掘り起こし、雑草を取り除いていきます。日照りが強く、土が固いため、大変な作業でしたが、皆さん汗を流しながらも、談話を楽しみながら作業を行ってもらえたようです。
 畑の上をたくさんのトンボが飛んでいたり、畑からバッタが飛び出したりと、乾ききったグラウンドの片隅の畑に、小さな自然を感じることもできました。

             鍬で根から掘り起こします

             土が固くて苦労しました

 1時間ちょっとの作業でしたが、大人数で作業したおかげで、畑からすっかり雑草が取り除かれました。

             こんなにきれいになりました

             みなさんおつかれさまです
 作業終了後、教室でお茶を飲みながら、自己紹介をしたり、菜の花の取組みについて話し合ったりして、交流を深めました。人数が多く、話が盛り上がったためか、気がつくと畑作業と同じくらいの時間が経っていました。

             それぞれの取組みや感想などを語りました

 「単純に土いじりは楽しい」という感想がありました。私もそう思います。人と話しながら身体を動かすことは、それだけで楽しいものです。この畑で作られる菜の花は、菜の花プロジェクトを通じて皆さんに環境問題について考える時間をくれます。手をかけて育てる菜の花が、逆に私たちに環境について考えさせてくれるというのは不思議なものですね。

あおぞら財団スタッフ
森井 隆二

2009年8月11日火曜日

菜の花プロジェクト

油の回収量を示す看板をつくりました

 8月11日、あおぞらビル入り口に、菜の花プロジェクトで回収している、てんぷら油の回収量を示す看板を設置しました。

 みなさんの持ち寄った油でバスを走らせましょう。目標量は1000Lです。ぜひお願いいたします。

看板作成者
あおぞら財団スタッフ
森井 隆二

2009年8月10日月曜日

菜の花プロジェクト2009

てんぷら油でバスを走らせよう

 西淀川ESDでは、10月24日、西淀川高校の環境教育フェスタにむけて、使用済みのてんぷら油を1000L集める取組みを行っています。てんぷら油からバイオディーゼル燃料(クリーンな軽油代替燃料)を精製することができます。これを使用することで、軽油を消費しない分の環境負荷を抑え、また、大気汚染の原因となる有害な微粒子の排出を軽減することが出来ます。皆さんのご家庭で使用されたてんぷら油を集め、バスを走らせましょう。
 より油を回収しやすいように、幅広い地域で回収拠点として活動してくださる方々を募集しています。詳しくは下のチラシをご覧ください。もし、ご不明な点がございましたら、お手数ですが、あおぞら財団までお問い合わせください。
③1000Lよびかけチラシ【カラー】(pdf)
④1000Lよびかけチラシ・日時用(pdf)
⑥廃油回収ステーションよびかけチラシ(pdf)
⑦FAX報告シート(pdf)
⑧廃油ポリタンクシール(pdf)
⑨消防法規制調査(doc)
⑩廃棄物処理及び清掃に関する法律について(doc)

 よろしくお願いいたします。
西淀川ESD事務局 あおぞら財団

菜の花プロジェクト

合同環境教育学集会
7月30日と31日の2日間、西淀川高校でECC(エコ部)のメンバーと、大阪市立中学校の生徒会メンバーの合同で、菜の花プロジェクトの勉強会を行いました。4人の中学生が参加してくれ、西淀川高校のこれまでの取り組みやBDF精製の実験を行うことで、廃油を回収する意味や、BDFを利用することの意義を学びとってくれたようです。

1日目
 まずはECCの部長、前田君が西淀川高校の菜の花プロジェクトのこれまで活動報告を行ってくれました。校内で菜の花を育て、刈り取り、油を精製する様子や、使用済みの天ぷら油からつくられたBDF(バイオディーゼル燃料)を利用し、わたあめを地域の人に配る様子など丁寧に説明してくれました。
 ECC手作りの環境紙芝居を披露する予定でしたが、メンバーが風邪でお休みしてしまったこともあり写真でのお披露目になりました。少し残念でしたが、紙芝居はとても丁寧に作られている様子で、次回のお披露目が楽しみです。  あおぞら財団の小平さんが、10月の環境教育フェスタに向けて天ぷら油を1000l集める取り組みを行っていることなど説明してくれました。  初日は中学生の皆に、堆肥づくりを体験してもらいました。この堆肥は地元のボランティアの方の協力で、ECCのメンバーが、雑草や米ぬかを素にして日々つくってきたものです。                  暑い中、おつかれさま。

2日目
 BDFがどういうもので、なぜ廃食用油を回収するのか、滋賀県豊郷町の青山裕史さんの取り組みをビデオでみて学習しました。ビデオを見ることで取り組みの流れが分かってもらえてようです。
 さあ、実際に持ち寄ったてんぷら油からBDFを精製する実験を行います。油を濾しながらビーカーに注いで量を計測します。油の4分の1のメタノールと10分の1の水酸化ナトリウム(今回は水酸化カリウム)を混ぜて、油に注ぎます。  お湯につけてながらかき混ぜ反応させます、本来は油のなかにグリセリンの凝固したものができ下に沈んでいくはずなのですが、どうしたことか、油全体がどろどろに固まってしまい大苦戦。このままではグリセリンを分離させられないので、メタノールを追加してさらに混ぜることにし、なんとか凝固したものを沈殿させることができました。
 今回の実験はここまでですが、本来はグリセリンを取り除き、水で洗浄することで油と混ざっている余分なものを取り除きます。この一連の作業を行ってくれる機械がこちらです。

 実験は少し、苦戦してしまいましたが、廃油からBDFが精製される過程はみんな理解してくれたようです。

最後に油を持ってきてくれたみんなに廃油回収のポイントカードが贈呈されました。


 使用済みてんぷら油を回収し、BDFとして利用することで、軽油の使用を抑え、また、ディーゼルエンジンから排出される有害な微粒子も軽減することができます。これまで、地域からゴミとして出されていた廃油を、地域の人の協力で集め、クリーンなエネルギーとして再利用することで、地元の自然を守り、住みよい町にしていくことができるのではないかと思いました。 たくさんの学生に勉強してもらって、こういった取り組みが広がるといいですね。
大阪経済大学4年森井 隆二